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消防設備士 乙種7類|勉強習慣のない私の究極「読むだけ」勉強法

消防設備士 乙種7類を受験される皆さん、こんにちは。

 

私は、新潟市の消防設備の点検・工事を行っている会社「エフ・ピーアイ」の社員…Aとしときましょうか(笑)

 

先日、行われた「消防設備士 乙種7類」に合格いたしました。

 

シリーズとしては第3弾となります。

今まで計測した総勉強時間、乙種6類「約30時間」、甲種4類「約30時間」でした。

今回の乙種7類ですが、なんと!脅威の「約3時間」となりました!

 

なぜ、こんな超短期間で合格できたのか、徹底解説していきます!

受験される方・勉強法で悩まれている方の参考になれば幸いです。


使用した教材をご紹介

私が今回、使用した教材は以下の2種類になります。

※以下「テキスト」と言います。

※以下「過去問テスト」と言います。

 

テキストには、試験で実際に出題された「過去問」が掲載されています。

消防設備士の試験では、過去に出題された問題がほとんど言っていいくらい、出題されます。

正直、目を疑うくらいたくさん出題されます(笑)

 

そして、過去問テストは、過去に出題された問題が実際のテスト形式で出題される教材です。

試験の前の実力、弱点の把握にとても有効的です。

今回、過去問テストを使用する中で、衝撃的なことがありましたので、後ほど、紹介させてください。

 

シリーズを通して、いつものラインナップになります。

現状の消防設備士の試験では、この組み合わせが最強かもしれません。


「免除」は最強のアドバンテージ

私が今回、勉強時間が3時間で済んだ要因には「免除」したことにあります。

私の所有資格は「第二種電気工事士」「消防設備士 甲種4類」です。

 

試験の問題数は免除なしは「35問」で、免除した場合は、脅威のわずか「10問」です。

数字だけ見ても、免除がいかに有利か分かっていただけたのではないでしょうか。

 

そして、問題数の削減に伴い、テキストの勉強範囲も変わるわけです。

テキストの収録問題数は「374問」で、これが「60問」になります。

なんと、314問を削減することができるのです。

 

私はこのアドバンテージをフルに活かし、勉強に励んでおりました。

実際、3時間しか勉強してないわけですから、励むという表現は正しくないですね(笑)

 

ここで、論争が巻き起こるのですが、免除する派・しない派問題です。

試験の問題数が少なくなるということは「配点」が高くなるというデメリットが存在することは事実です。

問題数は以下のようになり、科目で4割、全体で6割を得点しなければなりません。

科目別(電気工事士・甲4による免除あり) 問題数 ボーダー
 法令 類別(4割以上)

4問

2問
構造・機能(規格)(4割以上)

6問

3問
全体(6割以上)

10問

6問

そして、単純計算で100点満点の試験だとすると配点は、以下になります。

  • 免除なし…1問あたり3.5点
  • 免除あり…1問あたり10点

このように1問の重みが免除なしと比べて、遥かに大きくなってしまいます。

しかし、確実に得点できるように、各科目を勉強すればこれは大きな問題にはなりません。

そして、勉強範囲が狭まることは、短期間・短時間の勉強で済むので、勉強のハードルが下がり、集中力が持続し、各科目の理解がしやすいと感じました。

 

もう一点、デメリットをあげるとすれば、試験時間がめちゃくちゃ短くなります。

通常の試験時間は「1時間45分」ですが、免除すると「35分」になります。

私の感覚としては『もう、終わり?』という感じでしたので、じっくり問題を解きたいという方には、この試験時間は短く感じてしまうかもしれません。

 

2点のデメリットがありますが、それでも私は「免除あり」をおすすめしたいです。

ほとんどの方が社会人として、日々働かれている方が多いと存じます。

仕事から帰ってきて、勉強することは結構ハードルが高いと思うんです。

それなら、勉強の範囲を極限まで絞ることで、時間がないときでも『少しだけならやろう』と思えるようになり、モチベーションを保つことができました。


勉強の準備

むやみやたらに勉強していたら、限られた時間を有効活用できなくなります。

そのための「勉強の準備」を行います。

 

テキストの問題の横にフリクションの赤文字で「答えの選択肢に丸」「問題数」を書きます。

これをしておくと、後ろのページにある答えを探しに行く必要がなくなります。

また、問題数はどこまで勉強しているかが分かるうえ、終わりが見えるので、勉強に対するモチベーションの維持につながります。

 

間違った選択肢には、丸をしないように、見直しだけはします。

答えのページはほぼ見ないので、間違ったことを覚えてしまうと、気づいたころにはもう遅い状況になってしまうので、注意して正しい答えを書いていきます。

 

30分くらいで、準備は終わるので、楽かもしれません。


試験当日までの勉強ルーティーン

試験までの過ごし方

勉強内容

勉強時間(1日)
土曜日~木曜日(5日間) テキスト 1周 30分
金曜日 (テスト前日)

過去問テスト 過去4年分

約1時間

準備が終わったら、後はひたすらテキストを解いていきます。

免除した分の問題は飛ばすので、60問となります。これを1日1周します。

 

大体、これが30分くらいで私は終わりました。これを5日間勉強します。

 

そして、テスト前日に過去問テストを実施し、どれくらい知識が身についているか確認しました。

 

ちなみに、前日の結果はこんな感じでした。

  • 2022年…8/10
  • 2023年…9/10
  • 2024年…10/10
  • 2025年…7/10

科目別・全体ではともに合格点に達していました。ただ、2025年の7点は焦りました(笑)

最後に2025年を実施したので『やばっ!』と思いましたが、前日に弱点が見つかったのは、不幸中の幸いだと思って、復習をすることにしました。

 

そんなこんなで、試験当日を迎えることになりました。


試験当日

その日は午後13時から試験だったので、午前中はのんびり過ごしていました。

しかし、前日に見つかった弱点と設置基準の知識が不十分だと感じた私は紙にまとめたものを確認することにしました。

わずかな時間でしたが、上手に知識を身につけられた気がしました。

 

そして、時間が来たので、試験会場に向かうことにしました。

13時15分までに試験会場に着く必要があったので、13時過ぎに入室しました。

ずっと会場にいると緊張してしまうので(笑)

 

そこで、当社とお取引がある業者さんと遭遇しました。

少しだけ話をして『お互い頑張りましょう』とお別れをしました。

そんなこともあり、緊張もほぐれて、良いコンディションに持っていけた感じでした。

 

13時45分まで試験監督の指示に従い、瞑想しながら、試験開始を待っていました。

 

いよいよ、試験開始の時間です。

『始めてください』の合図とともに、凄まじいスピード(ほぼ反射)で問題を解いていきました。

『見たことある問題だな』と思いながら、10分もかからず解答を終えました。

 

その後は問題文の指示に従って解答できているかの確認に費やしました。

私が見直しの際に注目するポイントは下記の4つになります。

  • 誤ったものを選べなのに正しいものを選んでいないか(逆のパターンもあり)
  • 複数の選択肢を選べなのに1つしか選んでいないか(逆のパターンもあり)
  • あらかじめ問題用紙に書いた解答番号とマークシートに記入した解答番号が一致しているか
  • マークシートの色は薄くないか

これを私は4周ほど確認しました。

問題の解きなおしも併せて実施しました。

 

そんなことをしているうちにいつの間にか試験時間が終了しました。

そこで、気づいたのです。本試験は免除すると試験時間が短く(1時間45分→35分)なることに…

本ブログでも試験時間が短くなることは解説しましたが、実は私が試験当日に知ったことでした。

 

今回の私がした唯一のミスがこれです。

それはそうですよね。35問と10問の試験時間が同じなわけないですよね(笑)

 

しかし、最低でも合格点は越えていると思っていたので、なんとか本試験を乗り切ることができました。

 

この時の私はまだ気づいていないのです。衝撃的なことが起きていることに…


まさかの偶然?それとも…

試験を終え、ようやく一息ついた帰宅後のこと。

 

ふと「使用した教材」を振り返りながら、ある衝撃的な事実に気づいてしまったのです。

 

それは「法令類別 問8」から始まりました。

試験の問題が前日に解いた「過去問テスト2025年の法令類別 問8」と同じだったことを思い出し、試験で自分の解答が正解だったか確認することに。

 

すると、ある違和感が…。

 

『あれ?この問題、昨日やったやつとやっぱり同じだったな。』

 

ちらっと、1つ前の「問7」が見えました…

 

『えっ?こっちも同じ…?』

 

まさか、そんなはずはない。

 

半信半疑のまま、記憶していた試験で出題された問題をすべて思い出し『過去問テスト2025年』と照らし合わせると…

 

『なんとびっくり!』

 

驚くべきことに、今日受けた試験の問題と「過去問テスト2025年」が 一言一句違わず全く同じ だったのです。

 

気づいた瞬間、思わず鳥肌が立ちました。

 

『え、これって偶然?それとも…?』

 

過去問テストの精度の高さに驚愕すると同時に、あまりの一致ぶりにちょっと引いたのも正直なところ(笑)。

 

試験直前にこのテストを解いていた自分、ナイス判断。

 

まさに「備えあれば憂いなし」を体現した瞬間でした。


結果発表!

いよいよ、合格発表当日となりました。

 

4月14日の正午ですので、首を長くして待っておりました。

 

そして、11時59分くらいから「更新ボタン」を連打して、待っていたところ…

『来ました!』

 

さあ、私の番号「W1-0542」はあるでしょうか?

『ありました!!!』

 

安心しました。正直、ブログやXで受験すると言っただけに、良い報告をできなかったらどうしようという不安でいっぱいでした。

 

これで消防設備士を3/8取得したことになりますね。

早速、免状の発行手続きをしました。

 

ちなみに、正答率はこのようになりました。

予想通り、正答率「100%」という結果でした。

 

100の数字は見ていて気持ちがいいですね。

残り5個の試験がありますが、また100%を取りたいと思いました。

 

これで、乙種7類は「合格」という結果で幕を閉じました。


試験で使用する武器(文房具)

私が普段から使用している文房具を紹介しています。

フリクションは「勉強の準備」で解説したとおり、テキストに記入する用に使っています。

フリクションであれば、なんでもいいと思います。色付きで消えるのは唯一無二です。

 

鉛筆シャープは、マークシートを塗りつぶしやすいことと鉛筆と違って芯が折れたり、芯が切れることがほぼ起こらないので重宝しています。鉛筆だとスペアを何本も準備するのが手間ですし、意外と試験問題を広げると場所を取られるので、結構おすすめです。

 

モノスティックは、ピンポイントで誤ったマークを消せることと消しゴム特有の白い粉が出ず、手が汚れにくいところがお気に入りポイントです。

調べたところ、2月20日に新色の「黒」と「白」が出たみたいです。早速、購入しました!

実は、トンボ鉛筆に「黒色のモノスティックを作ってください」とお願いのメールを入れたこともあるくらい待望の新色の登場でした。

 

少し脱線しましたが、文房具オタクの気がある私としては、この組み合わせが最強の布陣であると自負しています。


次の目標とは?

ご覧いただき、ありがとうございました。

ありがたいことに「乙種6類」「甲種4類」のブログもたくさんの方にご覧いただいております。

本ブログが皆さまの勉強・試験のお役に立てるような内容となっていましたら幸いです。

 

しかし、私の勉強法だけが正解ではないとうことだけはお伝えしたいところでもあります。

自分の長所を理解し、どんな時に知識として身についたかを自身の体験を基に理解することで、一気に勉強が楽になります。

ぜひ、自分の型を見つけて、受験勉強に励まれてください。

 

次は「甲種5類」を受験予定です。

甲種5類は公論出版のテキストがないので、勉強法については現在、模索中です。

正直なところ、今までの試験で苦労して合格した感覚はあまりなく、それはテキストと過去問テストの存在が大きいと思っています。

またブログで良いご報告ができるように、頑張ります。

 

では、また次回をお楽しみに。

「乙種7類」の受験勉強、頑張ってください。