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病院の消防設備点検、十分ですか?設備管理者が知るべき重要ポイント

「病院で火災が発生したら…?」

 

病院では、寝たきりの患者様や迅速に避難できない方が多く、火災発生時のリスクが極めて高いのが特徴です。

火災発生時に適切な対応ができるかどうかは、日頃の消防設備点検が万全かどうかにかかっています。

 

「本当にうちの病院の消防設備はしっかり機能するのか?」

そんな疑問をお持ちの設備管理者の方に向けて、病院の消防設備点検の重要なポイントや対策をご紹介します。


目次


1. 病院の消防設備点検は一般の建物と何が違うのか?

病院や医療施設は、消防設備点検が特に重要な施設のひとつです。

 

なぜなら、患者様の多くが迅速な避難が難しい状況にあり、火災時の対応が一般の建物よりもはるかに複雑だからです。

一般的なオフィスビルや商業施設では、火災が発生した際に利用者が自力で避難できますが、病院の場合はそうはいきません。

寝たきりの患者、手術中の医師、ICUにいる重症患者など、多くの人が避難に特別な配慮を必要とするため、万全の消防設備が不可欠です。

 

では、病院の消防設備点検では具体的にどのような点に注意すべきなのでしょうか?


2. 病院の消防設備点検で特に重要なポイント

  • 【自動火災報知設備の確実な作動】

病院では、火災の初期発見が特に重要です。

自動火災報知設備は、ほんの少しの煙や熱を感知し、速やかに院内全体へ警報を伝えます。

しかし、この設備が適切に作動しなければ、火災の発見が遅れ、避難の遅延につながります。

 

✅定期的な感知器の作動試験

✅火災通報装置(消防署への直通電話)の作動確認

✅非常放送設備との連動チェック

  • 【スプリンクラー・消火設備の適正な維持管理】

病院の火災リスクを最小限に抑えるため、スプリンクラーや屋内消火栓の点検は必須です。病院特有の医療機器がある環境では、水が誤ってかかると機器に重大な影響を与えるため、点検時の細心の注意が求められます。

 

✅スプリンクラーの水圧・動作確認

✅自家発電設備(非常電源)の作動確認

✅消火器の設置場所と適正な使用期限のチェック

  • 【避難経路・防火区画の安全性の確保】

病院では、患者が階段を使えない場合もあるため、水平避難が前提となります。そのため、避難経路が適切に機能するか、火災時に防火扉が確実に閉まるかを確認する必要があります。

 

✅避難ルート上の障害物の有無を確認

✅防火扉・シャッターが自動的に閉まるか点検

✅誘導灯・非常照明の点灯チェック


3. 消防設備点検を適切に実施することで得られるメリット

✅法令違反を未然に防ぐ 消防法に基づき、病院の消防設備は6ヶ月ごとの機器点検・1年ごとの総合点検が義務付けられています。

万が一、消防署の査察で指摘を受けると是正命令や罰則の対象になる可能性があります。

 

✅万一の火災でも被害を最小限に抑える 適切な消防設備点検を行うことで、火災発生時の初動対応がスムーズになり、患者や医療スタッフの安全を確保できます。

 

✅設備管理者の負担軽減 消防設備点検は専門知識が必要な業務です。

プロに依頼することで設備管理者様の業務負担を軽減し、病院全体の安全管理を効率化できます。


4. 当社の消防設備点検が選ばれる理由

  • 医療機関特有の設備や避難計画を熟知した消防設備士が、貴院に最適な点検を実施します。
  • 24時間対応の緊急出動サービス。万が一のトラブル時にも迅速に駆け付ける体制を整えております。
  • 消防署への報告書提出まで完全サポート。点検後の報告書作成から消防署への提出まで一括対応し、病院設備管理者様の業務をスムーズにします。

5. まとめ

病院の消防設備点検は、患者様や医療スタッフの安全を守るために不可欠な業務です。

法令を遵守し、適切な点検を実施することで、火災リスクを低減し、万が一の際の被害を最小限に抑えることができます。

 

設備管理者の皆様、消防設備点検の重要性を再認識し、確実な点検体制を整えましょう。

私たちは、病院向けに最適な消防設備点検を提供し、安全な医療環境の維持をサポートします。

 

詳細やお問い合わせは、下記の「お問合せページ」より承っております。

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