今日は新潟市秋葉区にございます老人保健施設で冷温水ポンプ用のインバーター装置の交換を行いました。
こちらは空調設備用の冷温水ポンプで、インバーターのある・なしで省エネ性能が変わってきます。
ぜひ、最後までご覧いただき、お客様のお困りごとの解決の糸口になれば幸いです。
インバーターとは
インバーター装置とは、直流電流を交流電流に変換する装置を指します。
電力会社から供給される交流電流などを、一度直流電流に変換した後に、再び交流電流に変換する装置です。
と説明をしてみましたが、正直なところ専門家でもない限り、何がなんだか分からないことと存じます。
インバーター装置は主にモーターを動かす際に使用されます。
例えば、コンセントから供給される電気でモーターを動かす場合は、一定の回転数で回り続けます。
しかし、先に説明した交流電流を直流電流に直流電量を交流電流にすることで、周波数を自在に制御することができ、モーターの回転数を変化させることが可能です。
特に皆様の生活に身近なもので言えば、エアコンにインバーター装置が搭載されています。
電源を入れてすぐに室内を冷やしたいときはモーターを高速回転し、設定温度になると回転速度を落とすといった的確な制御により、快適な省エネ運転が可能になります。
もしもインバーターがないと、設定温度に到達した段階で、電源が切れるようになってしまい、また手動で電源を入れるということを繰り返すことになり、電気を余分に消費してしまいます。
また持続的にエアコンが動作しないので、快適な温度を保つことが出来なくなってしまいます。
インバーターの有効性をご理解いただけたのではないかと存じます。
納入品
今回の部材になります。
既設品と同じ仕様のインバーターになります。
一人で持つことは可能ですが、十分な重さがあり、納入は少し体力を使います。
しかし、作業場所である機械室は1階だったことと、近くに車を駐車することが出来たので、かなり助かりました。
既設品
こちらが現在、取り付けられている設備になります。
機器の経年劣化により機能していない状態です。
撤去中
最初にインバーターに接続されているケーブルを取り外しておきます。
新設品を取り付ける際にケーブルの記号や色を間違えないように写真の撮影はマストです。
やはりスマホの普及で、ケーブルの接続間違いは紙に記載するより確実性があると感じております。写真に情報がしっかり残っているかの確認は必要ですが、書くより情報を残すスピードが格段に上がったと実感しております。
※作業の際はブレーカーを落として、無電圧で安全に作業を行っております。
撤去後
撤去後になります。
約20~30分ほどで、撤去は完了しました。
新設品 取り付け
インバーターは1人で保持して、取り付けるには重いので、1人は保持・もう1人は取り付けを行います。
これで設備を任意の箇所に確実に取り付けることができ、かつ落下により機器の破損や接触により怪我を防止することが出来ます。
2人の阿吽の呼吸で取り付けはスムーズに終えることが出来ました。
またケーブルの接続で使う端子台のネジは斜めに締めると取り付けや取り外し困難になるので、垂直に締めていきます。
設定作業・試験
取り付け作業が完了しました。
電圧が規定の値で出力されているかの確認、インバーターの設定などを行い、実際に設備が機能するかを確認します。
完成品
諸々の作業が完了し、いよいよ完成です!
今回の作業時間としましては、2時間ほどで終えることが出来ました。
機械室の設備の稼働による熱と外の気温も6月ですが、高くなかなかの暑さでした。ただ夏の作業ではなかったことがせめてもの救いだったかもしれません。
今回は以上になります。
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