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放送設備の基礎知識|種類・構成・工事の様子をわかりやすく解説

本日は、新潟市西蒲区にございます葬儀場のお客様になります。

 

お葬式の進行等で必ず使用される放送設備の調子が悪いということで、放送アンプとワイヤレスチューナー交換のご依頼を頂きました。

 

放送設備の不調は仕事などで使用される場合だとかなりご不便を感じると思われます。

本ブログを通じて、お客様のお役に立てれば幸いでございます。

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放送設備とは

まず最初に放送設備がどんな構造で音を出しているか、説明させていただきます。

これらを理解しておくと、設備の調子が悪い時の原因究明に役立つ場合があるので、少しご覧になってみてください。

  • 音を集める(マイクロフォン) :マイクは、音を集めて、それを電気に変える装置です。これは、人が話したことをすべて覚えて、次に伝える人に渡すようなものです。

 

  • 電気の信号を送る(ケーブル):ケーブルは、集めた音を次の機械に運ぶ道です。電気の道路のように考えてみると良いかもしれません。

 

  • 音を大きくする(アンプ):アンプは、音をさらに大きくする装置です。小さな声でも、聞こえるように、音を大きくしてくれます。これを、拾った音を拡声器で増やしているように想像してください。

 

  • 音を整える(ミキサー):ミキサーは、音の大きさや質を調整する装置です。例えば、音が大きすぎるときは少し小さくしたり、雑音を減らしたりします。これを例えて言うなら料理でいろんな材料を混ぜ合わせて、おいしい料理にするようなものです。

 

  • 音を広げる(スピーカー):スピーカーは、大きくして整えた音を、広い範囲に届ける装置です。このようにスピーカーは音を拡げて、どこにいても聞こえるようにしてくれる設備になります。

例えが少し子供っぽい感じだったかもしれませんが、ご了承ください。

可能な限り分かりやすく説明したいと思い、こういった表現を使ってみました(笑)

放送アンプ 交換前

先ず既存の放送アンプをラックから取り外します。

なかなかの重さなので、気を付けながら作業を行います。

細かいスピーカーの配線も丁寧に外していきます。

線に傷がつくと、流れる音にノイズが入ることがあるので、慎重に丁寧な作業が必要です。

交換部材

今回の交換の材料は

  • 放送アンプ
  • チューナー
  • ワイヤレスアンテナ
  • マイク

になります。

既存の物と新品はコネクターが異なる場合がありますので、ハンダ付にて接続する作業があります。

再びスピーカーの配線を繋ぎます。

放送アンプ 交換後

配線を繋いだので、いよいよラックに収納し、アンプ交換作業完了です。

見た目もスタイリッシュで緑色の電光数字が昔の海外ドラマ「24」を彷彿とさせるかっこよさがあります。

ワイヤレスアンテナ 交換

次に既設のワイヤレスアンテナの交換になります。

マイクから出た音声電波をアンテナが受信してチューナーに信号が行き、アンプを経てスピーカーから音を出します。

これで新品のアンテナに交換完了です。

テスト

最後にテストを行います。

実際にCDで音楽を流し、マイクを使っての音量・ノイズの調節を行います。

単に音量の調節と言っても、音声信号は様々な回路を介してスピーカーから出力していきます。

なので入念なテストを繰り返し調節していきます。

 

 

最後にお客様に音量や音質を確認していただき、作業終了となります。

 

写真から音を出して聞くことができないのが残念ですが、とても上質で綺麗な音を出せるようになり、お客様から喜びの声を頂戴することが出来ました。


今回は以上になります。

放送設備を取り扱うのはそれ相応の技術がいると考えます。設備の調子が悪い時はぜひ弊社にご連絡を頂けると幸いです。

弊社の熟練の社員が駆け付け、お客様のお困りごとの解決にご尽力いたします。

 

ご連絡は下記よりお願い致します。

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