消火器は火災発生の初期消火に非常に有効な設備の一つです。
防災意識が高まりつつある現代で、消火器を設置しているご家庭も増えているのではないでしょうか。それに伴い、ホームセンターでは消火器が一般向けに販売され、誰でも気軽に消火器を購入することが可能な時代となりました。また、最近ではネットで購入することも可能となりました。
消火器は製造から10年経過したものに関しては、交換が必要となります。
※耐圧試験もございますが、現実的な方法ではないため、説明は省略いたします。
交換が必要になれば、購入先を選定しなければなりません。
業者に依頼するか、ホームセンター・ネットで購入するのか。
当社と点検契約を結んでいるお客様の9割以上は、当社より消火器を購入していただいております。
しかし、残りの約1割のお客様の中には、ご自身で消火器を手配し、交換をされている現状があります。
私は消火器の交換は専門業者に依頼することをおすすめします。
今回はその理由について詳しく解説していきたいと思います。
※事業所を運営されるお客様に向けた記事となっております。あらかじめご了承ください。
専門業者に依頼するメリット
専門業者に依頼するメリットは以下の3つにあると考えます。
- 交換作業の手間が省ける
- 処分の手間が省ける
- 建物の規模・用途に合わせた消火器を選定してくれる
ホームセンターで消火器を購入した場合と比較して、ご説明いたします。
1つ目は「交換作業の手間が省ける」ことです。
事業所を運営されるお客様は、お忙しいことと存じます。そのため、消火器の交換をする時間を捻出しなければなりません。
専門業者である我々にご依頼いただければ、仕事がお忙しい場合でも業者が交換作業をしてくれるので、交換の手間はありません。
また、一般的に普及されている10型消火器は、総重量が4~5kgほどになります。
1、2本でも体力がいる作業になりますし、基本的に消火器は床に置いているので、持ち上げる形で交換作業を行うので、より重さを実感するはずです。
ちなみに、私は消火器の交換で一度ぎっくり腰になっています(笑)
2つ目は「処分の手間が省ける」ことです。
消火器の交換をすれば、必ず処分が必要な消火器が出てきます。
ご自身で消火器を処分する場合、不要な消火器をホームセンターなどに持っていく必要があります。
ホームセンターで消火器を購入する場合、古い消火器を持ち込み→新しい消火器を購入→古い消火器の引き取りという流れになります。
ご自身で処分する場合、重たい消火器を車に積んで、処分するためだけにわざわざホームセンターに足を運ばなければなりません。
また、ホームセンターで処分してもらう場合、購入を前提とした処分になるので、購入した消火器の本数分の処分しか引き受けていないことがほとんどです。
時々、古い消火器が眠っている事業所様もございますので、専門業者はその問題を解決できる点がメリットになります。
3つ目は「建物の規模・用途に合わせた消火器を選定してくれる」ことです。
消火器の能力はざっくりですが「薬剤の性質」「容量」の2つによって決定されています。
薬剤の性質は「粉末」「二酸化炭素」「泡」などがあり、容量は3型~50型の多岐にわたります。
消火器の能力を計算し、必要な場所・本数の消火器が設置されています。
ホームセンターで販売されている消火器は粉末消火器になるので、二酸化炭素・泡などの消火器は販売されていません。
また、ホームセンターの商品棚にある消火器は10型の他に6型があり、誤って購入すると建物を火災から守るだけの能力に達していない消火器を設置することになります。
実際にご自身で能力不足の消火器を購入され、再度、消火器を購入された事例がございました。
専門業者に依頼する唯一のデメリット
我々に依頼する唯一のデメリットは「値段が少し高くなる」ことです。
消火器をご自身で購入すれば、消火器の値段分だけの料金で抑えられます。
しかし、業者に依頼すると消火器の代金に加えて、交換に掛かる作業費がプラスされ、数千円高くなります。
現在、ホームセンターで消火器は4000円~5000円ほどで購入できます。
当社では、消火器1本=9000円で販売しております。(10型粉末消火器・交換費含む)
本当は、ホームセンターと同じような価格帯で、販売できれば良いのですが、製品の手配→訪問して交換作業となるとどうしてもこの価格帯での販売になってしまうことをご理解いただきたく存じます。
消火器のことはプロに依頼するのが一番!
消火器を交換するだけでも、意外と手間や時間がかかることをご理解いただけたのではないかと存じます。
我々がお客様の方で購入される場合に、一番危惧していることは「能力不足の消火器を購入」なさることだと考えます。
能力不足の消火器は建物が火災に晒されても、十分に消火できない可能性があります。
また、新たに消火器を購入しなければならず、費用がかさみます。
人命を守るという意味でも、専門業者に依頼すること強くおすすめいたします。
新潟市のお客様で、消火器に関してお困りの方は下記よりご連絡をお願い致します。