新潟市の事務所ビルにて蛍光灯器具からLED照明器具への更新工事を実施しました。
水銀防止法により、水銀灯の生産に法的な規制が入ることになりました。
そのため、微量の水銀を含む蛍光灯もメーカーによる生産中止が発表されています。
これまで家庭用や店舗に広く利用されていた蛍光灯が生産終了となると、多くの事業所がLED照明への切り替えを行わなくてはなりません。蛍光灯が使えなくなるわけではありませんが、メーカーの生産終了に伴いお客様からのお問い合わせも増えております。
機器の現場搬入・事務所内の養生シートの設置・既設器具の撤去と安全面・衛生面に気を配りながら作業を開始しました。
蛍光灯からLEDへ交換するメリットは何と言っても「省エネ」「長寿命」ということです。
LEDは蛍光灯の約半分くらいの消費電力になります。電気料金は消費電力量によって変動するため、消費電力量が少なくなれば、その分の電気代が安くなることになります。
照明器具は家庭や店舗の電気代の中でも大きな割合を占めています。
例えば、環境庁の調査によると、ある飲食店の消費電力のうち30%は照明によるものと発表されています。
そして、長寿命化です。
LEDの寿命は約40000時間だと言われています。これは、1日8時間、照明を点灯した場合に約13年間使えるという計算になります。
一方、蛍光灯の寿命は種類にもよりますが、短いものであれば約5000時間で、長いものでも約12000時間です。
寿命がながければ、電球の切り替えによるランニングコストも低減されます。
そのため、電気代以外の部分でも経費削減に繋がるのです。
意外な副産物ですが、蛍光灯は「紫外線により虫が集まるという特性」を持っています。
蛍光灯や水銀灯は紫外線放射量が多いランプですが、LEDは紫外線放射量が少ないランプです。LEDはダイオードレーザーという近赤外線を用いたものであるため、紫外線に比べて波長が短く、虫を寄せ付けにくい特徴があります。
LED照明器具に交換後、お客様からお喜びの声が届いております。
- 「ちらつかないし、明るくなりました」
- 「ランプ交換の手間が無いし、ランプ倉庫の在庫を確保しなくて良くなりました」
- 「まぶしいと思っていたけど、手元が明るくなって文字が読みやすくなりました」
- 「夏場に窓を開けると虫が入って来てたけど少なくなりました」
- 「ランプのちらつきは不快だったけどLEDは全く心配ないのでパソコンのモニターが見やすくなりました」
工事完了後、LEDに交換するだけで、部屋全体が明るくなり、リフォームしたような印象を持ちました。
職場環境が明るくなることにより生産性の向上が期待できる上に、働く人たちの表情も明るくなり、私達も満足した現場でした。
ありがとうございます。