火災感知器の非火災報の原因は様々あります。
熱感知器の原因
・空調の吹き出しによる温度変化
・感知器付近での火気使用
・結露・蒸気
・感知器の経年劣化
煙感知器の原因
・調理による煙(蒸気・アルコールの蒸気)
・粉塵・ホコリ・虫の侵入
・殺虫剤の散布
・タバコの煙
・結露
・感知器の経年劣化
その他には、改修工事の際に配線の誤切断、ネズミ等の小動物による配線切断、水漏れによる感知器配線のショート、感知器への衝撃がございます。
非火災報の原因事例(定温式スポット型感知器)水漏れによる非火災報
様々な原因により非火災報が発生します。非火災報対策は、原因である感知器の特定が必要です。しかし、火災感知器は24時間365日建物内を見守っています。実際の火災の際、迅速に避難活動を行って頂けることを目的に設置されております。火災なのか?非火災であるのか?現場の確認をお願い致します。
新潟市内のホテルにて、水漏れが原因の非火災報が発生しました。現場は感知器が設置してある天井裏から水が滴っていました。配管の水漏れが感知器へ直接影響を与えていました。水漏れの修理を完了したと報告を受けて取付工事に行って参りました。
感知器設置・加熱試験・受信機表示確認を実施して現場を後にしました。
何度か目の当たりにしたことがある配管の水漏れによる感知器作動のよる非火災報です。配管の定期点検も必要ではないかと感じる今日この頃です。