消防設備点検って、「何してるの?」とお客様からたくさんのご質問を頂戴します。
その中でも多かった質問をピックアップさせていただき、回答させていただきます。
これで、消防設備点検の見え方が変わってくるかもしれません。
すぐに、消防設備に関するお困りごとを解決したい方は下記よりご連絡をお願い致します。
新潟市江南区にある自動車販売店で消防設備点検を実施させていただきました。
新規にご契約していただいたお客様で今回が初めての点検となります。
こちらの建物では、以下の消防設備が設置されています。
- 自動火災報知設備
- 誘導灯
- 消火器
こちらは定番の3点セットです。
Q.1『その長い棒で何をしているの?』
これが消防設備士として働くようになってから最も多く頂戴する質問になります。
まず、銀色のお椀の長い棒は「熱試験機」となります。
熱試験機は、熱試験機は先から熱を発生させています。
疑似的に火災の状況を作り出し、それを熱感知器にかざすことで、感知器の作動の有無を確認しています。
そのため、点検時の試験機は触ると軽い火傷をするくらいの熱さになっています。
次に、この緑色の長い棒は「煙試験機」となります。
煙試験機は、煙試験機の先から煙を発生させています。
熱試験機と同様で、疑似的に火災の状況を作りだし、煙感知器にかざすことで、感知器の作動の有無を確認しています。
煙試験機からは白い煙が発生します。試験機には使い捨てのガス缶が取り付けられているので、なくなれば交換することが可能です。
Q.2『誘導灯ってどうやって点検しているの?』
誘導灯の点検はとっても簡単です。
「ボタン(赤丸)を押す」以上!
これでは、誤解を招いてしまいますので、詳しく説明いたします。
誘導灯は、非常時(火災・停電)に点灯していなければなりません。
点検では、20分(建物によっては60分)以上点灯していることを確認する必要があります。
じゃあ、『ボタンを20分も押し続けるの?』と言われてしまいますね。
そのため、「ブレーカーで電源を落とす」または「専用リモコン」で非常点灯させることで簡単に点検することができます。