ご家庭や工場の中で処分に困った消火器はありませんか？
処分の方法が分からず、放置したままになっていることと存じます。
弊社には消火器を処分して欲しいというご連絡を数多く頂きます。
今回は古くなったり、使用された消火器の処分の方法について解説させて頂きます。
まず最初に不要な消火器の判断方法についてご説明させて頂きます。
不要な消火器の判断方法について
1つ目に確認して頂きたいことは消火器の使用期限です。
消火器には使用期限というものがあり、業務用は製造から10年、住宅用は製造から5年で処分や交換が必要になります。
消火器に記載された設計標準使用期限をご覧いただき、期限の確認をお願い致します。
2つ目はサビや腐食の有無です。
保管方法によっては老朽化が著しく、使用や設置が困難になります。
最悪の場合に薬剤が漏れる可能性があります。
- 外形の変形
- 塗料の剥がれ
- 底部の腐食
- ホースの脱落
などの確認をお願い致します。
極端な事例にはなりますが、下の画像が劣化した消火器になります。
2種類の判断方法をご説明させて頂きました。
どれか１つでも該当した場合には直ちに処分を行って下さい。
次に処分の際の注意事項についてご説明させて頂きます。
引用元：ＮＨＫ
処分の際の注意事項
写真の様に黄色い安全栓によって、レバーがロックされているか確認しましょう。
もしも安全栓が外れていたり、安全栓が無い場合は、
写真の白い部分を上に立ち上げて、テープや紐などで十分に縛って下さい。
これによりレバーが確実にロックされるので漏れるリスクを回避できます。
また稀に泡消火器をお持ちのお客様がおります。
必ず守って頂きたい注意事項がございます。
それは絶対に横にせず、立てた状態にするということです。
なぜならひっくり返すことで泡消火器内部で化学反応が起こり、泡が生成される仕組みになっているので、最悪の場合、周囲が泡まみれになる可能性がありますので、十分にご注意ください。
次にリサイクルシールについてご説明させて頂きます。
リサイクルシールについて
こちらはリサイクルシールになります。
近年の消火器は出荷時にすでにシールが貼付されていますが、
2009年以前に製造されたものについてはシールが貼付されておりません。
シールが貼付されていないものに関しては最寄りの特定窓口・指定取引場所にてシールを購入する必要があります。
詳しい場所は「リサイクル窓口」と検索してみて下さい。
当社は指定取引場所になりますので、シールの販売だけでなく、処分も行っております。
慣れない作業で大変かと存じますが、消火器に関してお困りごとがありましたら、当社へのご連絡をお待ちしております。
まとめ
- 不要な消火器は使用期限の確認とサビや腐食が無いかを確認する。
- 消火器を廃棄の為に持ち出す際は黄色い安全栓が取り付けられているか確認する。
- リサイクルシールが貼付されていないと処分ができない。その場合は最寄りの特定窓口・指定取引場所（当社でも可）にて購入する。
